SHINMEI

電動化設備組立設備

シンメイの設備づくりの歴史をちょこっとご紹介!

こんにちは。新明工業 人事広報室です。

今日は入社3年目の笹谷が、シンメイの設備づくりの歴史についてちょっと勉強したので、ご紹介したいと思います!

  

  

お客さまのためなら何とかしよう。

  

シンメイの設備づくりの原点であり、シンメイのDNAはここからスタートしています。

遡ること60年前・・・1960年頃のお話です。

トヨタ自動車株式会社(以下 トヨタさん)が挙母町(現豊田市)で初めて自動車生産を始めた時期。自動車関連の専門メーカーがない中、シンメイはお困りだったプレス品の板金・手直しのお手伝いを始めました。だんだんと実績を認められ、ステーやブラケット等の簡単なプレス金型のお仕事をいただけるようになりました。 

  

【当時のプレス金型設備】

  

  

「ローラーコンベアをつくらないか?」

  

    この一言がシンメイの搬送設備のはじまり

   

ほぼ同時期、トヨタさんがお困りだった新工場(元町工場)建設計画で、塗装ライン(塗装用台車)の製作依頼がまいこんできました。他社は仕事内容の難しさに塗装用台車の製作にあきらめてしまったそうです。


「トヨタさんのためなら何とかしよう。」


シンメイは他社がマネできない品質・納期で塗装用台車の製作に成功し、お客さまの高い信頼を得るきっかけとなりました。このエピソードをきっかけに、「搬送設備も任せてみよう。ローラーコンベアをつくらないか?」とお声がけいただける関係性になっていきました。
新たなエンジン専用工場(上郷工場)の立ち上げにはシンメイ製のコンベア設備が大活躍だったそうです。
このころから本格的な搬送設備づくりがはじまり、今日の車両組立設備や車検設備へと幅を広げていくことになったのです。

  

【シンメイのエンジン組立設備と車両組立設備】

  

エンジン車から次世代車へ、

  

         シンメイの新しいチャレンジ

  

2000年代に入り自動車はCO2排出削減などの環境対策を求められるようになりました。
トヨタさんも世界の各エリアに適した次世代車(ハイブリッド車など)の販売を発表し、2005年には世界でHV車の生産をスタートしていきました。

   

【世界的大ヒットとなった2009年発売のプリウス】

   

当時、トヨタさんのハイブリッド車生産設備は、初めての取引先の設備で、希望の仕様(トヨタ生産方式、生産技術など)にならずにお困りだっそうです。
このときも塗装用台車のときと同じように、手を差し伸べるメーカーはありませんでした。

シンメイは、


「トヨタさんのためなら何とかしよう。」

  

と立ちあがりました。
まず第一ステップとして、インバータの生産設備づくりがスタートしたのです。
しかし、インバータの生産設備のノウハウがなくご希望の仕様や価格に簡単にはこたえられなかったそうです。たとえそのような状況でも、期待にこたえるために設備づくりの勉強と営業活動を粘り強くつづけました。

 
プロジェクトに関わる方々のがんばりでご希望をかなえ、モーターやリチウムイオン電池等、燃料電池車(FC)関連の生産設備も任せていただけるようになったのです。
次世代車の生産設備においてもシンメイのモノづくりを評価いただき、(株)デンソーさま、プライムアースEVエナジー(株)さま、プライム プラネット エナジー&ソリューションズ(株)さまなどへ販路がひろがっていきました。

  

  

    

「お客さまのためなら何とかしたい!」

このDNAが今日のシンメイの設備づくりを支えています。

次回はシンメイの自動車事業のご紹介をしていきます!

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